気象庁によりますと本州付近にのびる秋雨前線や、前線上の低気圧に向かい、台風18号だった熱帯低気圧周辺や高気圧の縁をまわるように暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、全国的に大気の状態が不安定になり雨雲が発達しています。
沖縄県の与那国町付近では、レーダーによる解析で午前7時までの1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表しました。
この時間は石川県の能登地方でも雨が強まっていて、昼すぎにかけて1時間に30ミリの激しい雨が降るおそれがあります。
記録的な大雨による被害からの復旧活動が行われていますが、少しの雨でも土砂災害や洪水の危険度が高まるおそれがあり、崖や沢には近づかないようにしてください。
前線は4日夜にかけて南下し、広い範囲で大気の不安定な状態が続く見込みで、局地的に雷を伴って激しい雨が降り、東海を中心に非常に激しい雨が降るおそれもあります。
気象庁は低い土地の浸水や土砂災害、川の増水に十分注意するよう呼びかけています。
一方、3日は静岡県浜松市で突風による被害が発生しましたが、4日も落雷や竜巻などの激しい突風、「ひょう」に注意が必要です。
あたりが急に暗くなったり冷たい風が吹いたりするなど、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保するようにしてください。
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