穴水町の公立穴水総合病院では、2024年元日の地震から8月末にかけて
▽急性気管支炎と診断された人が、2023年の同じ期間と比べて、およそ2.5倍の159人に増加したということです。
▽ぜんそくは1.7倍の144人
▽急性肺炎は1.5倍の194人
と、いずれも増加し、地震で倒壊した住宅から出る土ぼこりや粉じんを吸い込んだとみられる、呼吸器系の症状を訴える人が増えているとしています。
さらに、9月21日の記録的な大雨で、能登地方の一部では道路や住宅などにたまった土砂や泥が乾燥し、土ぼこりが立つ状況が続いていて、病院では、片付け作業をする際などは、マスクをつけたり、口の中が乾燥しないようアメをなめたりするといった対策を呼びかけています。
公立穴水総合病院・能登北部呼吸器疾患センターの石崎武志センター長は「ほこりや粉じんなどが多い場所での作業で、呼吸器系の疾患が増えています。豪雨のあとも土ぼこりが立つ状況が続き、輪島や珠洲では患者が増えていると聞きます。マスクなどの対策をしっかりと、とってほしい」と話していました。
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