気象庁によりますと、低気圧が日本海を発達しながら北東へ進み、低気圧からのびる寒冷前線が本州を通過している影響で大気の状態が非常に不安定になり、北海道や東北、北陸、東海を中心に局地的に雨雲が発達しています。
午後5時半までの1時間に岐阜県高山市で29ミリの強い雨が降りました。
東海や関東甲信などでは24日明け方にかけて大気の非常に不安定な状態が続く見込みで、局地的に雷を伴って激しい雨が降るおそれがあります。
低い土地の浸水や土砂災害、急な川の増水のほか、落雷や竜巻などの激しい突風、「ひょう」に十分注意してください。
また、低気圧に近い北海道では風が強く、太平洋側を中心に雨が降り続いていて、えりも町目黒では午後5時までの24時間雨量が184.5ミリに達しています。
北海道では、24日未明にかけて局地的に雷を伴って激しい雨が降るおそれがあるほか、風も強まる見込みです。土砂災害や川の増水、暴風に警戒してください。
季節外れの暑さ 24日も気温上がる見込み
一方、南から暖かい空気が流れ込み、北陸などでは山越えの暖かい風が吹き降ろすフェーン現象の影響で各地で気温が上がりました。
日中の最高気温は兵庫県淡路市で31.1度と、10月として統計を取り始めてから最も高い記録に並んだほか、富山市八尾で30.9度、大津市で30.2度などと真夏日となりました。
また、徳島市で29.7度、大阪市で29.5度、千葉市で27.5度などと季節外れの暑さになりました。
24日も気温が上がる見込みで、日中の最高気温は静岡市や甲府市で27度、東京の都心や名古屋市で26度、大阪市や広島市、仙台市で25度などと予想されています。
気温差が大きくなっています。引き続き体調管理に注意してください。
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