フィリピンでは大型の台風20号が現地時間の24日午前0時半ごろルソン島の北部に上陸し、各地で大雨による洪水や浸水の被害が相次ぎました。
地元メディアによりますと、このうち特に大きな被害が出たルソン島南部のビコール地方では少なくとも20人以上が死亡したということで、地元当局が状況の確認を急いでいます。
現地からの映像では、住民たちが避難していた建物が浸水し、空軍の隊員が取り残された人たちをゴムボートで救助している様子が確認できます。
また、ルソン島では首都マニラを含む全域で、23日から学校や行政機関が閉鎖されているほか、災害対策当局によりますと、これまでにおよそ20万人が避難したということです。
台風20号はこのあと南シナ海を西に進む見通しですが、フィリピン当局は今後も大雨が降り続き、洪水などの被害がさらに拡大するおそれがあるとして、警戒を呼びかけています。
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