台風10号は非常に強い勢力で九州に近づき、8月29日に鹿児島県に上陸したあと西日本をはじめ、台風から離れた東日本の太平洋側でも記録的な大雨をもたらしました。
各地で浸水や土砂災害のほか竜巻など突風による被害も相次ぎました。
政府は復旧にかかる費用の見込み額が基準を上回ったとして、25日の閣議で「激甚災害」に指定することを決めました。
自治体による農地や農業施設などの災害復旧事業への国の補助率が引き上げられます。
また土砂災害や浸水被害が起きた宮崎県の美郷町と椎葉村は「局地激甚災害」に指定することを決めました。
これにより、道路や河川など公共土木施設の災害復旧事業の補助率も引き上げられます。
坂井防災担当大臣は「被災された自治体や被災者の皆様におかれては財政面や資金面に不安なく災害復旧に取り組んでいただきたい」と話しています。
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