台風21号は台湾を直撃し、発達のピークを過ぎました。今後さらに勢力を落とし進路を東寄りに変え、あさって東シナ海で温帯低気圧に変わるでしょう。沖縄は先島諸島を中心に、あすにかけて瞬間的に35メートルの暴風が吹き荒れ、局地的に非常に激しい雷雨になるおそれがあります。さらに三連休の前半にかけては、台風から変わった低気圧が秋雨前線に取り込まれ、本州付近を通過する見込みです。11月のスタートは、西・東日本を中心に季節外れの大雨になるおそれがあります。

あすは、昼頃にかけて九州や中国地方、四国に、昼過ぎには近畿、夜にかけては北陸や関東にかけて、まとまった雨雲が広がるでしょう。あさってになると、台風から変わった低気圧に伴う活発な雨雲が進んできて、局地的に短時間で一気に道路が冠水するような雨の降り方になるおそれがあります。西日本の日本海側を中心に雨量が多くなり、11月平年を大きく上回る大雨になる可能性もあり、警戒が必要です。予想雨量は多いところで、あす夕方にかけて九州北部で100ミリ、その後あさってから夕方にかけて九州北部で200ミリ、中国地方、近畿、東海、関東甲信で120ミリ、北陸で80ミリ。

あすは西から天気が崩れますが、関東は午前中を中心に、東北は昼間、日差しがあるでしょう。北海道は、道北を中心に昼頃からにわか雨がありそうです。最高気温はきょうと同じか、3℃前後高くなり、東京は23℃になる予想です。

季節外れの大雨のピークを過ぎても油断できません。三連休最終日の月曜日は、北日本で荒れた天気になるおそれがあります。連休明けは一気に季節が進み、朝晩を中心に一気に冷え込みが強まりそうです。

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