最大で震度7の揺れを観測したことし1月の能登半島地震では、石川県と新潟県、富山県で災害関連死も含めてあわせて412人が亡くなっています。

災害関連死について、10月31日、石川県で開かれた専門家の審査会は、新たに19人を認定するよう答申を出しました。

前回の審査会では、14人を認定するよう答申が出されていて、今後、市や町から正式に認定されれば、災害関連死の人数は新潟県と富山県の4人を含めて218人となります。

直接死もあわせた能登半島地震の死者の数は445人となる見通しです。

石川県内の自治体には、さらに200人ほどについて遺族から災害関連死の申請が出されていて、審査が進むと、能登半島地震の死者は今後も増える可能性があります。

また、地震による石川県内の住宅の被害は10月29日時点でおよそ9万1000棟に上り、このうち全壊と半壊はあわせて2万5000棟余りとなっています。

ことし9月の豪雨災害とあわせて、およそ600人が避難所で生活していて、地震と豪雨で二重に被災した人も多く、継続的な支援が求められています。

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