現在、広島県には非常に発達した雨雲が流れ込んでいて雨の降り方が強まっています。きのうの午後から断続的に強い雨が降っていて “季節外れの大雨”となっています。

県西部ではを中心にこの24時間に降った雨の量が200ミリに達した地点もあります。広島市中区では2日午前8時30分までの24時間に173。5ミリとなりましたが、11月の1か月に降る平年値は69.3ミリなので平年の月間雨量の2倍を超える雨量が1日で降ったことになります。

この大雨のため大雨災害の危険度が非常に高くなっています。県西部には広く「土砂災害警戒情報」が発表されています。この情報は大雨警戒レベル4相当にあたり、大雨警報よりも土砂災害の危険度が高まった時に出される情報です。自治体が避難指示を出すかを判断する目安となります。

土砂災害の危険度分布(土砂キキクル)の紫のエリアはレベル4相当の「危険」を表していて、土砂災害がいつ起きてもおかしくない危険な状況となっています。紫のエリアで土砂災害警戒区域などのリスクのあるエリアにいる方は適切な避難行動をとってください。
またそのほかでも広く赤色のエリアが広がっていて大雨警報(土砂災害)の基準を超えています。

河川の水位も上昇中

一方、河川の水位も上昇しているため、県内には洪水警報が発表されている市町があります。

一方、河川の水位も上昇しています。江の川では安芸高田市吉田ある観測点で水位が上昇しているため「氾濫警戒情報(レベル3相当)」が発表されています。今後も水位が上昇し、2日午前11時ころには「氾濫危険水位(レベル4相当)」に達する可能性があります。

また中小河川の洪水危険度(洪水キキクル)も警報基準を超えている河川があります。

激しい雨は今がピークで、このあと昼前後までは広島県内に非常に発達した雨雲がかかり雨量がさらに増える見込みです。雷を伴って非常に激しく降るおそれがあります。災害の危険度の高いエリアがさらに広がるおそれがあります。
レーダーを使って雨の降り方を確認するとともに、キキクルなどで災害危険度を確認して土砂災害や浸水、河川の増水に警戒してください。

【画像で詳しく確認】非常に激しい雨のタイミングは?30分ごとの降水シミュレーション

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