営業を再開するのは、最上町の瀬見温泉にある旅館「観松館」です。

この旅館は7月の豪雨で近くの山の斜面が崩れて土砂が流れ込み、休業を余儀なくされていました。

被災直後から大浴場や露天風呂などに流れ込んだ土砂の撤去がボランティアなどとともに進められ、このほど床や壁などの復旧工事も完了したということです。

「観松館」の高橋裕社長は「多くの人に支えられ、営業再開までこぎ着け、うれしく思っている。お客さんには以前と同様、ゆっくり楽しんでもらえる旅館にしていきたい」と話していました。

旅館によりますと、復旧にかかった費用や予約のキャンセルに伴う売り上げの損失などの被害額はおよそ3億5000万円に上るということです。

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