穴水町にあるワイナリーは、能登半島地震の影響で貯蔵室などからおよそ1万リットルのワインが流れ出たほか、断水や建物の修復のため、営業を再開するまでおよそ4か月かかりました。
今シーズンのワイン造りは9月上旬から始まり、収穫したブドウを使った赤ワインの新酒が完成して、7日、瓶詰め作業が行われました。
醸造所ではタンクとつながった機械からワインがボトルに次々と注がれ、1本1本コルクで栓がされていきました。
ワイナリーによりますと、ことしは夏の猛暑に悩まされましたが、風通しの管理を続けて良質なブドウが収穫でき、新酒はフルーティーな仕上がりになったということです。
「能登ワイン」の大目裕司 製造係長は「震災や豪雨があり、ことしは特別な気持ちで醸造を行いました。このワインが能登の復興の一助になれば」と話していました。
ワインの新酒は11月16日から、石川県内を中心にスーパーマーケットや酒店などで販売が始まります。
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