気象庁によりますと本州付近は広く高気圧に覆われ、全国的に晴れて気温が上がっています。

午後2時半までの最高気温は、福島県伊達市で32.1度、長野県上田市で31.7度、沖縄県石垣市伊原間で31.6度、群馬県桐生市で31.4度、甲府市で30.9度、埼玉県熊谷市で30.8度、京都市で30度ちょうどと各地で真夏日となっています。

また岡山市で28.4度、名古屋市で28.3度、東京の都心で28.1度、大阪市で27.1度などと、6月から7月並みの暑さとなっています。

この時期はまだ体が暑さに慣れていないため気温がそれほど高くなくても熱中症になるおそれがあります。

屋外でレジャーや活動を行う際はこまめに水分補給をしたり、屋内でも必要に応じて冷房を使用したりするなどの対策をとってください。

屋外作業の90代女性 熱中症疑いで搬送 意識あり 宮城県栗原市

消防によりますと、28日午後0時半ごろ宮城県栗原市で屋外作業をしていた90代の女性が倒れているのを家族が見つけ、女性は熱中症の疑いで救急搬送されました。

意識はあり、会話もできる状態だったということです。

栗原市内では午後0時半時点の気温が27.7度の夏日となっていました。

「絶対に車内に子どもを残したまま車から離れないで!」

JAF=日本自動車連盟は、大型連休のこの時期でも、閉めきった車の中は短時間で危険な暑さに達するとして、絶対に車内に子どもを残したまま車から離れないよう注意を呼びかけています。

JAFが行った実験では、5年前の5月上旬、外の気温が23度ほどの晴れの日の正午ごろ、窓を閉めた状態の車内の温度がどのように変化するのかを検証しました。

大型のSUV=多目的スポーツ車では実験開始から1時間後、車内の温度は43度まで上がり、特に前の席のダッシュボード付近では57度に達していました。

JAF秋田支部は、外の気温がそれほど高くなくても、窓を閉めきった車内では、短時間で危険な温度に達し、特に体温の調整機能が十分でない子どもは熱中症や脱水症状になる危険性が高いとしています。

車での外出が増える大型連休中、短時間であっても、絶対に子どもを車内に残したまま離れないよう注意を呼びかけています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。