11月は季節外れの大雨からのスタートになりました。各地で梅雨時期を大きく上回ることし一番の雨量になり、平年の11月の1か月分の雨量の2倍~3倍を超える雨量が2日間に降るという異例の大雨でした。そして雨の後は晴天が続き、今週は一時的に冬型の気圧配置になりましたね。”西高東低の冬型の気圧配置”とはどんな気圧配置なのでしょうか?
これは7日(木)午前中の衛星画像です。日本海付近や九州の西の海上には寒気に伴う筋状の雲がみられます。これは暖かい海面に冷たい空気が流れ込むことでできる雲です。冬型の気圧配置になると現れる典型的な雲のパターンですね。
7日朝9時の天気図です。西側に高気圧があり、東側には低気圧がありますね。そして等圧線の間隔が混んでいますが、こうなると冷たい北風が強く吹きます。”西高東低の冬型の気圧配置”とは、大陸に高気圧があり、日本列島の東側には低気圧があるという気圧配置のことをいいます。この気圧配置になると、寒さや雪に注意が必要になります。寒さの原因になるのはシベリアあたりの寒気をため込んだ高気圧です。そして低気圧の通過後に寒気が一気に日本列島付近に流れ出ることで厳しい寒さの原因になります。
今週は、低気圧が北海道付近を通過し、通過後は寒気が流れ込み全国的に気温が下がりました。11月も平年より高温の傾向が続くという予想ですが、低気圧の通過後に寒気が流れ込み気温が下がるということを繰り返しながら12月には一気に寒い冬がやってきそうです。気温差で体調を崩さないようお気をつけください。
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