東シナ海が気圧の谷となっていて、暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、奄美地方や沖縄地方では記録的な大雨となっています。
気象庁は10日夕方にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼び掛けています。
気象庁によりますと、気圧の谷に向かって流れ込む暖かく湿った空気の影響で、奄美地方と沖縄地方では引き続き、大気の状態が非常に不安定となっているということです。
奄美地方と沖縄地方では、これまでに降った記録的な大雨により、土砂災害の危険度が高まっている所があるとしています。
気象庁は奄美地方と沖縄地方では10日夕方にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう呼び掛けています。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意し、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
降り始めからの雨量(アメダスによる速報値)
鹿児島・与論島 653.0ミリ(7日午後4時~10日午前5時)
沖縄・東村平良 644.5ミリ(7日午前0時~10日午前10時)
沖縄・国頭村奥 510.0ミリ(7日午前0時~10日午前10時)
雨の予想
▽10日に予想される1時間降水量(多い所)
奄美地方 30ミリ
沖縄地方 80ミリ
▽11日午前6時までに予想される24時間降水量(多い所)
奄美地方 80ミリ
沖縄地方 200ミリ
なお、今後の雨と風のシミュレーションを見ると、10日午後から九州にも雨雲がかかり、一部では雨脚が強まりそうです。雨雲の範囲は次第に東へと広がりそうで、関東などでも11日昼過ぎにかけて雨となりそうです。北日本では週の半ばに雨となる日がある見込みです。
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