気象庁によると、日本の南、マリアナ諸島にある熱帯低気圧=台風のたまごが、12日までに台風に発達する見込みです。発生すれば台風25号となります。現在台風22号、23号、24号が発生していて、11月に入って4つめの台風となります。新たに発生する台風は、15日ごろから北よりに進路を変える予想で、沖縄地方や奄美地方に影響が出るおそれもあります。台風の進路予想と16日(土)までの雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。

気象衛星ひまわりの画像 気象庁HPより(一部加工)
気象庁HPより

気象庁の観測によると、熱帯低気圧は11日15時にはフィリピンの東にあって、1時間に25キロの速さで西北西に進んでいます。中心気圧は1004ヘクトパスカル、最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルです。

12日3時にはフィリピンの東で台風に発達する予想です。中心気圧は1002ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで、1時間に30キロの速さで西北西に進む予想です。

気象庁HPより

台風は、13日15時には暴風域を伴ってフィリピンの東を1時間に25キロの速さで西北西に進み、中心気圧は992ヘクトパスカル、最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルと予想されます。

14日15時には、強い台風となり、暴風域をともなってフィリピンの東を1時間に20キロの速さで西北西に進み、中心気圧は985ヘクトパスカル、最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルと予想されます。

15日ごろから次第に北よりに? 沖縄・奄美に影響を及ぼすおそれ

15日15時には、フィリピンと台湾の間のバシー海峡を、1時間に15キロの速さで北北西に進む予想です。中心気圧は990ヘクトパスカル、最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルと予想されます。

台風24号は、南鳥島近海を西南西に進んでいます。中心気圧は1000ヘクトパスカル、最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルです。

台風22号、23号、24号は日本に直接の影響はなく、気象庁はこの方面の船舶に十分警戒するよう呼びかけています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。