11月14日現在、日本の南に台風が3つありますが、このうちフィリピンの東にある台風25号が、15日(金)以降、南西諸島のみならず、日本列島の太平洋側にも雨をもたらす可能性があります。
強い勢力の台風25号(ウサギ)は、この後勢力を落としながら北西へ進む予想ですが、16日(土)以降は速度を落とし、沖縄の南で停滞する見込みです。南西諸島は台風本体の雨雲がかかり、沖縄本島は警報級の大雨となるおそれがあります。また、先島諸島では波が高くなり、大しけとなる見込みです。
一方、台風による湿った空気が台風の北東側に集中し、新たに低気圧が発生する予想です。この低気圧の影響で、日本列島の太平洋側も、週末は雨となる見込みです。
また、北に目を向けると、別の低気圧が発達しながら北日本を進むため、荒れた天気となるおそれがあります。最新の情報をこまめに確認するようにしましょう。
週明けには低気圧が過ぎ去りますが、今度は寒気が流れ込みます。北日本を通過した低気圧が日本の東に、西には大陸の高気圧が位置し、西高東低の冬型の気圧配置となる予想です。北日本を中心に寒気に覆われ、北海道や東北の日本海側で雪となる見込みです。
関東から中国にかけても12月中旬並みの寒気が流れ込み、初冬のような冷え込みとなりそうです。この週末のうちに衣替えを進めておきましょう。(気象予報士・東杜和)
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