「崎山いちご」は、崎山半島の崎山地区で生産される特産のいちごで、地区の地域づくり協議会は7年ほど前から地域おこしの一環として、廃校となった学校のグラウンドで栽培しています。
4日は、協議会のメンバーたちがいちごを栽培する農業用ハウスに集まり、赤く実ったいちごを一つずつ丁寧に収穫していきました。
この地区では、地震でおよそ3か月にわたって断水していた影響で水やりがままならず、井戸水などをなんとか確保して栽培を続けたということで、一部のいちごはへたの近くが白くなっていますが、味は例年どおり甘いということです。
「崎山地域づくり協議会」の小崎裕敏会長は、「地震のあとはどうしても人が利用する水が優先だったので井戸水をトラックで運んで水やりをしていました。少し小ぶりですが、なんとか生き残って育ったいちごを食べてもらいたい」と話していました。
収穫したいちごは、JR七尾駅前の商業施設で5日までパフェやパンケーキとして食べられるほか、今後はいちごパックの販売も予定されています。
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