富山湾で5日朝から、春型の蜃気楼が観測されています。見え方は5段階の上から3番目のCランク、観測地の魚津市からは、射水・富山方面の風景の伸びや、新湊大橋の部分的な反転を観測しています。

富山県魚津市にある魚津埋没林博物館が5日午前8時半ごろ観測しました。※画像はすべて魚津埋没林博物館の撮影です。

射水・富山方面の様子(撮影:魚津埋没林博物館)
蜃気楼の見え方は時間とともに変化する

午前8時の気温は19.1℃、西風0.5メートル、富山湾の西方面、射水市や富山市方向の風景や新湊大橋の部分的な反転を確認することができます。

蜃気楼の今年の観測は15回目で、午前10時過ぎには東方向の黒部市側にも変化が見られるということです。

魚津埋没林博物館の学芸員、石須秀知さんによりますと、この現象はもうしばらく続くでのはないかと話しています。

蜃気楼は5段階中の3番目 Cランク(5日午前8時半)
新湊大橋の “部分的な反転” がみてとれる

一方、5日の富山県内は高気圧に覆われ晴れとなっています。日中の予想最高気温は、富山で31℃、高岡市で27℃と見込まれていて、気象台は熱中症に注意するよう呼びかけています。

6日の富山県内は、気圧の谷や湿った空気の影響を受ける見込みです。このため曇りで夜遅くには雨の降る所がある見込みです。

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