石川県野々市市では、地元の観光物産協会が、大型連休にあわせてカレーを提供する催しを毎年開いています。

ことしは、催しを通じて能登半島地震の被災地を応援することになり、珠洲市や七尾市などから集まった6つの店がブースを構え、地元の肉や野菜をふんだんに使ったりスパイスをきかせたりした自慢のカレーを販売しました。

また、被災地でカレーの炊き出しを行ったキッチンカーも加わり、会場は地元の人たちや観光客で長い行列ができるほどの、にぎわいとなりました。

珠洲市から参加したカレー店の店主は「被災した店は復旧したものの、本格的には再開できていない状況です。きょうは多くの人がカレーを食べに来てくれて、とてもありがたいです」と話していました。

野々市市観光物産協会の中川尚子さんは「能登のカレーを食べて被災地を応援できたらと思い、ことしのイベントを企画しました。地震のことを考えるきっかけにしてほしいです」と話していました。

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