穴水町にあるワイナリーは地元のブドウでワインをつくり販売していますが、能登半島地震の影響で、貯蔵庫やたるの一部からおよそ1万リットルのワインが流出する被害が出ました。

さらに、店の天井や壁が破損したことなどから、ワイナリーでは店頭販売を休止していましたが、建物の修復を終えて先月30日、およそ4か月ぶりに再開しました。

店内には、地震のあと瓶詰めされたワインや、棚から落ちたものの品質に影響がなかったワインが並べられ、訪れた客は店員から説明を聞いたり試飲をしたりして、気に入った商品を買い求めていました。

鹿児島県から観光で訪れた女性は「立ち寄ってみたら、営業が再開されていて驚きました。ワインを飲んで被災地を応援できればうれしいです」と話していました。

「能登ワイン株式会社」の村山隆代表取締役は「多くの人に復旧に協力してもらい、予想より早く販売を再開することができました。これからも継続して能登の地でワインを作り続けたい」と話していました。

店頭での販売は当分の間は平日のみとなりますが、ネットでの購入もできるということです。

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