珠洲市の沿岸部にある宝立小中学校は、能登半島地震の影響で、今も61人が避難所となっている教室に避難を続けているほか、校庭には仮設住宅153戸が建設されました。

こうした中、学校は、子どもたちと仮設住宅や避難所の住民が交流するきっかけをつくろうと、ホームセンターを経営する企業の協力で、花の寄せ植えを行いました。

校舎と仮設住宅の間にプランターが設置され、住民と小学生合わせて40人は2人1組になって、ペンタスやニチニチソウなど4種類の花の苗を植えていきました。

子どもたちは住民に教えてもらいながら土や水をかけたりして、一緒に花の彩りを楽しんでいました。

自宅が全壊し、仮設住宅で暮らしている70代の女性は、「仮設住宅では寂しく暮らしていましたが、久々に楽しむことができて、心がなごみました」と涙ながらに話していました。

小学5年の女子児童は、「きょう植えた花は、震災に負けず、たくましく成長して、これから地域を元気にしてほしいです」と話していました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。