気象庁は9日に沖縄地方を除く各地に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。特に15日ごろからは「かなりの高温」となる見込みで、農作物の管理や熱中症対策など健康管理に注意が必要です。

気象庁によりますと、向こう2週間は全国的に暖かい空気が流れ込みやすいため、気温が高い日が多く、かなり高くなる日もあるということです。
気象庁は1週間以内に高温が予測される場合には「高温に関する気象情報」を、翌日または当日に熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測される場合には「熱中症警戒アラート」を発表するとしています。

今後2週間の気温予報(気象庁 9日午後2時30分発表)

▽北日本
向こう2週間の気温は、暖かい空気が流れ込みやすいため高く、かなり高い日も多い見込みです。農作物の管理等に注意してください。

▽東日本
10日は寒気の影響で気温は平年並か低く、その後は暖かい空気が流れ込みやすくなるため高く、かなり高い日もあるでしょう。農作物の管理等に注意するとともに、熱中症対策など健康管理に注意してください。

▽西日本
10日は寒気の影響で気温が低く、その後は暖かい空気が流れ込みやすくなるため平年並か高く、15日頃からはかなり高くなる見込みです。農作物の管理等に注意するとともに、熱中症対策など健康管理に注意してください。

▽沖縄・奄美
向こう2週間の気温は、暖かい空気が流れ込みやすいため平年並か高い日が多いでしょう。

向こう2週間の気温予報を見ると、北日本や東日本では11日以降、気温が高い傾向となりそうで、17日以降は全国的に気温が高くなりそうです。

「早期天候情報」とは

気象庁が発表する「早期天候情報」は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温や低温、降雪量となる可能性が普段より高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。

6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。

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