平年より10日前後遅れている沖縄・奄美地方の梅雨入り。21日にいよいよ梅雨入りの発表があるかもしれません。

本州付近にも暖かく湿った空気が流れ込みやすくなり次第にムシっとした不快な暑さとなりそうです。

平年より遅れる傾向の沖縄・奄美の梅雨入り

沖縄地方の梅雨入りの平年は5月10日、奄美地方の平年は5月12日。去年までの10年間の沖縄と奄美の梅雨入りした日をみると、平年より早かった年が3回、平年より遅かった年が7回でした。最近は梅雨入りが遅くなる傾向にあります。

今年もその傾向通り梅雨入りが遅れています。その要因のひとつは、太平洋高気圧の勢力が例年より弱く前線を北へ押し上げられていないためです。ただ、この先は勢力が強まる予想で、沖縄・奄美ではようやく季節が進みそうです。

21日にも沖縄・奄美が梅雨入りか

21日(火)は沖縄・奄美付近に前線が伸び、断続的に雨が降る見込みです。一時雷を伴って激しい雨の降る所もあるでしょう。

そしてこの先も、沖縄・奄美付近に前線が停滞する見通しのため、早ければ21日にも梅雨入りの発表があるかもしれません。

九州・四国・本州は不快な暑さに

梅雨前線が沖縄・奄美付近で停滞することに伴い、本州付近にも暖かく湿った空気が流れ込みやすくなります。

これまではカラッとした暑さが続いていましたが、暑さの質が変わり、次第にムシっとした不快な暑さとなりそうです。気温が同じくらいでも、湿度が高くなることで熱中症のリスクが高まるので注意が必要です。

RKB毎日放送 気象予報士 横尾槙哉

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