24日の東海地方はことし一番の暑さになり、各地で最高気温が30℃をこえる真夏日になりました。心配なのは台風1号の発生です。

(記者)
「正午過ぎの名古屋・栄です。日差しが強く汗ばむような暑さです。日なたを避けて、日陰で信号が変わるのを待っている人の姿が目立ちます」

24日、東海各地の気温はぐんぐん上昇し、最高気温は、名古屋で30.4℃とことし一番の暑さに。また、岐阜市が31.5℃、津市は30℃と、ことし初めて、最高気温が30℃以上になる真夏日に。

午後3時までで、東海三県の観測地点47のうち、19地点が真夏日になりました。

名古屋の鶴舞公園では水遊びをする子どもたちが…

(街の人)
「暑いですね。今からこの感じだと夏が心配ですよね」
「(孫に)水を小まめに強引に飲ませて」

本格的な夏が近づく中、心配な情報も。

「台風1号」発生へ 来週の天気は?

フィリピンの東海上に、渦を巻く雲。台風の卵=熱帯低気圧です。この後発達して、12時間以内に台風1号となる見込みです。そして、来週29日には、強い勢力で本州の南海上に北上する予想です。

まだ大雨シーズンには早いと思うかもしれませんが、去年は、6月そうそうに、台風の影響もあって、東海地方は大雨になりました。

【去年6月】
「愛知県豊橋市です。市内を流れる梅田川が氾濫し、あたり一面、濁った水が広がっています」

愛知県豊橋市では、去年6月2日の降水量が418ミリと、1か月間に降る雨量の2倍以上が一日で降り、水没した車に乗っていた61歳の男性が死亡しました。

また…

【愛知・豊川市 去年6月】
(記者)
「今、冠水によって取り残された人たちが、消防隊員によってレスキューされています」

東三河地方を中心に記録的な大雨になり、豊川市では広い範囲で冠水。
翌日になっても多くの車が動くことができず、立往生が続きました。

Q.夜通しこの場所に?
(立往生した人)
「そうです。ずっと止まっちゃって…車から降りた時にはこのあたり(ドアの下)だったのが、ここ(ドアの真ん中)まで(水が)来た」

この時の大雨の原因は、台風が梅雨前線に向かって暖かく湿った空気を送り込み、愛知県と三重県で線状降水帯が発生したためです。

来週も同様に、台風が梅雨前線を刺激し、東海地方で警報級の、大雨になる恐れがあります。

まだ5月だから…梅雨入りしていないから…とは言え、油断はできない時季に入ってきました。

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