これは、梅雨入りを前にしたこの時期に国土交通省が中国地方の河川で毎年行っているもので、米子市を流れる日野川には斉藤国土交通大臣のほか自治体や警察の関係者などおよそ1000人が集まりました。

訓練は、鳥取県に台風が接近して大雨で日野川の水位が上昇しているという想定で行われ、地元の消防団が堤防の決壊を防ぐために土のうを作って積み上げたり、堤防に防水シートを張ったりしました。

そして、気象台が米子市に大雨の特別警報を発表すると、連絡を受けた米子市が市内に「緊急安全確保」を出して命が助かる可能性が高い行動をとるよう呼びかける手順を確認しました。

その後、日野川が氾濫したという想定で、警察が川の中州に取り残された人を川にロープを渡して助けに向かったほか、鳥取県も防災ヘリコプターで救助にあたっていました。

斉藤国土交通大臣は、「大雨が毎年降るようになり、災害が激甚化、頻発化しているので、訓練を繰り返していざという時に備えることが大切だ。地域の住民にも自分の命は自分で守る意識を持ってもらいたい」と話していました。

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