活動を始めたのは、地震の4日後から被災地で支援を続ける埼玉県の石河直さん(46)です。

知り合いや家族などの協力を得て木製の風呂を作り、トラックに積んで被災地を回るということで、26日は、ボランティアの仲間とともに、今も20人が身を寄せる石川県穴水町大町の避難所でボイラーの火加減を調整するなど、準備を行いました。

風呂は、縦1メートル60センチ、横60センチの大人でもゆったりとくつろげる広さです。

浴室の壁にはひのきが使われ、リラックスできる香りを漂わせています。

燃料には、被災した住宅で使われなくなったまきを譲り受けて活用しているということです。

今後、希望を受けて、石川県内のほかの避難所や仮設住宅などを回る予定です。

石河さんは「被災して精神的に追い込まれ、体調を崩している人も少なくないと聞いています。このお風呂でのんびりと過ごして、心と体を少しでも癒やしてほしい」と話していました。

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