俳優の古川雄大さん、SixTONESの京本大我さんがミュージカル「モーツァルト！」の制作発表記者会見に登場しました。
本作は、帝劇クロージングラインナップの1つ。「才能が宿るのは肉体なのか？魂なのか？」というテーマに、”人間モーツァルト”の35年の生涯に迫った2002年の初演以降数々の名場面と名曲で紡がれる大ヒットミュージカルです。
今回、タイトルロールであるヴォルフガング・モーツァルトを3シーズン目となる古川さん、初挑戦となる京本さんのＷキャストで演じます。
3シーズン目のヴォルフガング・モーツァルト役となる古川さんは、”初挑戦の時は、あがいてなんとかやり切って、2回目の時は技術的に余裕が出てきて自分の中で掴んだものがあったけど、観に来た関係者の方から「初演の方がよかったよ」という声を頂きまして「俺が掴んだものは何だったんだろう」って思った”とこぼしながら、”ヴォルフガングという役は、足りないものを追い求めている姿が役に活きると感じています。自分で課題を与えて追い込んで、攻めて、3回目でベストのヴォルフガングが作れたら”と意気込みました。
歴代5人目となる同役を演じる京本さんについて古川さんは、”芸能界で美しい人を見てきたけど特に美しい。美しい容姿と真逆で努力家でストイック。この見た目があったら調子に乗っていてもいいと思うんですけど”と笑いを交えて語りました。そして、”（僕も同役を）長くやらせてもらっているけど、多分僕を含めて先輩方が（モーツァルト！の）席を譲らなかった。それだけ魅力のある役でどきたくない気持ちが分かる。「エリザベート」でルドルフでＷキャスト、トートとルドルフとして向き合ってきて、彼（京本さん）の素晴らしさと魅力は分かっている。稽古場で刺激をもらって、僕も刺激を与えられる存在であれたら”と微笑みました。
同役に初挑戦で、帝国劇場で初主演を務める京本さんは、”ミュージカルを本格的に始めた時に、「モーツァルト！」と出会って、「いつかモーツァルト！が務められるくらいミュージカルを頑張ってみたい」と思った”と振り返り、作品への憧れを語りました。
続けて、”20代のうちに挑戦してみたいという思いでいて、叶ったことが嬉しかったけど、同時にモーツァルトを務められるくらい自分の経験値が足りているのか不安はある。任せてもらう以上はプレッシャーを感じながらも頑張りたい”と熱意を見せるも、”この役は肉体面も精神面も鍛え上げて、「京本大我」としての強さももっておかないと自分がダメになってしまう怖さもある”と不安げな表情。しかし、“僕みたいな特別に秀でていない人間がコツコツ積み上げる面白さもある。グループにも天才だと思うメンバーがいるので、日々勉強しながら、役に少しでも奥行きを付けていきたい”と役にかける熱い思いを語りました。
最後に古川さんは、”5代目のモーツァルトが誕生してキャストも結構変わっている。今まで愛してくださった方は変化を感じていただいて、このカンパニーならではの「モーツァルト！」をお届けできたら”と呼びかけ、京本さんは、”ヴォルフガングは（山崎）育三郎さんも大変だったと言っていた難しい役なので、雄大君は「自分を追い込む」とおっしゃっていたけど、僕は「自分を追い殺す」つもりで、自分を壊れる寸前ぐらいまで痛めつけながらやらないと皆さんに感動を届けられないので、支えてもらいながらも自立してこの役をステージ上で立って演じたい”と最後に京本節を炸裂させ、会見を終えました。
【担当：芸能情報ステーション】
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