SNSに投稿された夫婦のほのぼした日常会話が人気の「しみさん夫婦」というインフルエンサーがいます。コロナ禍をきっかけに生き方を見つめ直し、東京を出て住まいを転々と替えながら生活しています。そのしみさん夫婦が、実は現在の生活の拠点を鳥取県に置いています。いったいどのような日常を送っているのかのぞいてみました。
フィギュアを使って、奥さんにドッキリを仕掛ける動画がX(旧Twitter)で“大バズり”。人気ユーチューバーの動画にも取り上げられるなどして、一躍「時の人」に。
夫婦のゆるくてほのぼのしたやり取りの投稿を続けるインフルエンサーの「しみさん夫婦」です。
夫・しみさん:
コロナ禍で、妻が看護師の仕事を退職をして、僕は元々ウェブCMとかを作る映像ディレクターをしていたが、コロナで仕事が全部吹き飛んで暇になったタイミングで、家で何しようというので、僕が妻にドッキリをかけるという動画を撮り始めたのがきっかけ。
投稿には、たくさんの「いいね」。多くのファンを獲得しています。その後、2021年に第一子のあおいくんが誕生すると、家族の日常をXやYouTubeなどで発信。3歳になったあおいくんとのやりとりは、多くのフォロワーが共感しています。
これまで東京や海外を拠点に生活してきた」「しみさん夫婦」が、実は2024年4月に鳥取県に移住していました。
夫・しみさん:
私たちは結構移動するのが好きで、3年間で10回くらい引っ越ししている。息子は今3歳だが、この3歳の1年間はどこかに腰を据えて、1年間どこかにどんと住んで自分たちの活動に集中したり、息子も3歳をどこか一か所で過ごせた方が良いかも、ということで、妻の実家のある鳥取県に。
鳥取県は、妻えりさんの地元。ここで家族にとって初めての田舎暮らしをスタートさせました。
妻・えりさん:
すくすく育てそうなところがすごく多くて、こっちに帰ってきて、慣れ親しんだ土地があるのが、何より良かった。
夫・しみさん:
癒される。海も山もあってすごく良い環境。
鳥取県で1年間過ごした後は、ヨーロッパの国々を転々と移動しながら生活する予定なのだそうです。
夫・しみさん:
「試住」…試しに住むみたいな。息子が小学生に上がるくらいの年齢になったら、どこか一か所にある程度住んだ方が良いかもね、という話をしていて、どこがいいか決めるため、色々な国を見てみる」
しみさんはコロナ禍前まで、ウェブCMなどを手がける映像クリエイターとして仕事をしていましたが、様々な場所を転々とする理想の「試住」生活を実現させるため、仕事を辞める決断をしたそうです。
夫・しみさん:
映像制作は現場に縛られたりとか、機材もたくさん持たなくてはならないので、移動に適してない、ということで、一旦そのタイミングで映像クリエイター・ディレクターを辞めて機材を売った。
その後の仕事はパソコン一つで。しみさん夫婦として発信するSNSのほか、サッカーのオンラインスクール、法人向けのSNSコンサルティングなど様々な仕事を手がけています。
一方、えりさんも鳥取で暮らし始めた4月から、イラストレーターとしても活動を始め、夫婦の日常を描いたイラストをInstagramで発信しています。
妻・えりさん:
旦那にえりちゃんって絵上手いよねって言われて、そこから自分描けるんだと思ってやり始めた。あおくんが一番描きやすいかもしれないです。
定住しない、家を持たない、新しい暮らし方を実践するしみさん夫婦。鳥取も1年限定の「仮のすみか」ですが、これからも自然な形で家族の日常を発信していきたいと考えています。
夫・しみさん:
平凡な夫婦の会話だったり、家族の日常を映していくことで、私たちの記録にも残るし、それを見る人も共感してくれたりとか、こういう家族もいるんだなとか、ほっとしたりとかする時間を提供できれば。
妻・えりさん:
同じくです…。
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