ケンダル・ジェンナー(3月10日、ロサンゼルス) Featureflash Photo Agency-Shutterstock
<復縁が噂される元恋人のラッパー、バッド・バニーとルーブル美術館を貸し切ってデートを楽しんだとされるケンダル・ジェンナー。美術鑑賞に不適切な格好だけでなく、「特権をひけらかしている」との批判も>
モデルのケンダル・ジェンナーが、フランス・パリにあるルーブル美術館を貸し切ってデートを楽しみ、裸足で絵画を鑑賞する写真を自身のインスタグラムに投稿して「特権乱用」「靴はどこ?」「ありえない」と炎上している。
【写真】ケンダル・ジェンナー、名画の前に裸足で佇む姿が「マナー違反」「不衛生」と炎上
6月24日から27日まで開催されたパリ・ファッションウィークのため同地を訪れていたケンダルは、「深夜のルーブル」とキャプションを添え、黒のトップスと揃いのロングスカート姿で「モナリザ」(レオナルド・ダ・ヴィンチ)や「カナの婚礼」(パオロ・ヴェロネーゼ)を鑑賞する後ろ姿を公開した。周りに人はおらず、「深夜」と記していることからも閉館後に誰にも邪魔されず優雅に美術鑑賞を楽しんだものと見られるが、足元はなぜか裸足だった。
投稿を見た人たちからは、「特権をひけらかすのは間違っている」「お金持ちは欲しい物すべてが手に入ると思っている。腹立たしい」「あなたはとてもお金持ちだから、歴史ある美術館を裸足で歩くためだけに、真夜中にルーブル美術館を開けさせることができるのね」など、特別扱いを受け、さらにそれをSNSで自慢したことへの批判が相次いでいる。
マナー違反、不衛生とのコメントが殺到
また、裸足で絵画の前に立つ姿にも、「なぜ裸足?少なくとも高価なスリッパを履いて、ルーブルの床を汚さないようにすべき」「ルーブル美術館を裸足で歩くのは、パリがどれだけ汚いか思い出すまでは美しく思える」「裸足の写真はロマンチックで美的に見えるのは理解できるが、床はとても汚い」「敬意に欠ける」など、マナー違反や不衛生だとのコメントが殺到している。
さらに、ルーブル美術館で働いているというユーザーからは、「裸足で歩き回ることは禁止されている。同僚があなたにこの特権を与えたのは間違いだった。この写真のせいで私たちはこれから訪れる人たちが靴を脱ぐことにきっと対処することになるでしょう」との批判も寄せられている。ただ、公式サイトには靴の着用ルールに関する記述がないため、一般常識からは逸脱しているものの規則違反であったかどうかは確認できていない。
写真に姿はないが、この日復縁が噂されていた元恋人のラッパー、バッド・バニーと一緒にルーブルに到着した姿がパパラッチされており、美術館デートだったと伝えられている。そのため、「このデートのために入館料をいくら払ったのだろう。それとも、それ相当の寄付をしたのだろうか」「大勢の人に囲まれずに静かに絵画を鑑賞できるなんて羨ましい」などのコメントも寄せられている。
昨年12月に破局したケンダルとバッドは、5月に開催されたファッションの祭典メットガラのアフターパーティで親密そうにする姿が目撃され、復縁の噂が浮上していた。
パリでは、モデル仲間のジジ・ハディッドらとファッションとスポーツをテーマにしたイベント「ヴォーグ・ワールド」に出演し、パフォーマンスを行ったバッドと初共演を果たしたケンダル。
2人はその後、一緒にディナーに出かける姿がパパラッチされるなど連日ツーショットを披露しており、復縁は決定的だといわれている。
関係が再熱した2人にとって、深夜の美術館は裸足になりたいくらいロマンチックだったに違いない。
[筆者]
千歳香奈子
北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。
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