AKB48を2月に卒業した台湾出身の真楪伶(まちゃりん、27)が11日、初の写真集「奇跡と出会った瞬間(とき)」をKADOKAWAから発売した。「夢がかなった」と喜んでいる。

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 2月下旬。「卒業公演」の翌週、撮影のためインドネシア・バリに渡った。

 「まだアイドルの顔が残っているうちにということで、すぐに行きました。『卒業旅行』のような気持ちでした」

 初日の最後はバリを代表するクタビーチで撮影に臨んだ。空を真っ赤に染める夕日が印象的だったという。

 「これが新しいスタートなんだなと思いました。そして写真集を出すことは夢だったので、それがかなうんだと実感しました」

 収録されたカットのうち、一番のお気に入りは「骨盤」のアップだ。「以前から私の骨盤の形はきれいだよってAKB48のメンバーやファンの方々には言っていたんですけど、これまで見せる機会がなかったので……。やっと証明できます」と笑う。

 タイトルには奇跡という言葉が入った。

 「日本でアイドルになり、活動してきたことは奇跡。奇跡が起こったから、今ここにいることができるんです」。新しい芸名に入れた「楪」の文字も「木(き)」「世(せ)」「木(き)」の組み合わせだ。

 AKB48の卒業から4カ月が過ぎ、自分で選んだ道を着実に歩み始めている。

 「これまでは、教えてもらったことを全力でやってきました。今は自分のやりたいことに真っすぐに取り組んでいます。コスメ関連の仕事やバラエティー番組にも挑戦したいと思っています」(小松隆次郎)

 ◇真楪伶(まちゃりん) 1996年12月生まれ、台湾出身。2015年の「AKB48 台湾オーディション」に合格し、AKB48初の外国人メンバーに。18年3月発売の「ジャーバージャ」でシングル初選抜。24年2月に卒業し、芸名を本名の「馬嘉伶」から読み方を変えずに改名した。芸能事務所「CANVAS」所属。

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