熊本県立美術館本館で開催中の『超写実 ホキ美術館名品展』。
シリーズでおすすめの一枚を紹介しています。
24日はヨーロッパを愛する画家が描いた風景画です。
【ホキ美術館巡回展担当 松井 文恵 さん】
「きょうの作品は、点描技法で描かれた羽田 裕(はだひろし)の『サン・ジョルジョ・マッジョーレ島』です」
【羽田裕『サン・ジョルジョ・マッジョーレ島』(2010)】
【仲野 香穂 アナウンサー】
「この絵はヨーロッパのどこですか」
【ホキ美術館巡回展担当 松井 文恵 さん】
「イタリアのベネチアにある島を描いた作品。島のほとんどをサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会が占めています」
【ヨーロッパの乾燥した空気感を描く】
【ホキ美術館巡回展担当 松井 文恵 さん】
「砂骨材ローラーというボコボコ穴が開いたローラーで画面をいったん均一にして、それから点々と点描で描いて画面を均一にして、ということを繰り返しながら描いているそうです」
【使うのは外壁塗装に使う砂骨材ローラー】
【画面を均一にしその後点々と絵の具を置く独特の技法】
【ホキ美術館巡回展担当 松井 文恵 さん】
「一層一層、大切に描いていくことによって堅牢な画面ができるのだとおっしゃっていました」
【何層も重ねる絵の具『それは塗装工学だ』と作者は語る】
【ホキ美術館巡回展担当 松井 文恵 さん】
「水の都ベネチアを旅するような気分でぜひ間近にご覧ください」
【ホキ美術館名品展熊本県立美術館本館9月1日(日)まで】
【スタジオ】
25日は、逆光を利用した写実絵画ならではの一枚を紹介します。
【あすの一枚逆光を利用しドラマチックに!写実絵画ならではの作品】
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