宮崎県日向市のJR日豊線・日向市駅が期間限定で「日向坂46駅」になる。9月7、8日に宮崎市で開かれるアイドルグループ「日向坂46」のコンサート「ひなたフェス2024」に合わせ、市とJR九州宮崎支社がタッグを組んだ。駅の装飾をグループにちなんだものにしてファンを出迎える。
29日、両者が日向市役所で発表した。8月下旬から10月末(予定)まで、駅の入り口3カ所の看板を「日向坂46駅」にしたり、切符売り場周辺や構内をメンバーのパネルなどでラッピングしたりする。9月4日には同駅でメンバー(未定)が特急の出発式に臨む。
また、8月2日の「日向ひょっとこ夏祭り」前夜祭で、メンバーの佐々木美玲さんと金村美玖さんの2人がフェスのPRをする。市は、グループと縁が深い市内の「願いが叶(かな)うクルスの海展望台」付近の460メートルの坂道を「日向坂」と命名することも決めた。
一連の取り組みを通じ、市を「聖地化」する狙い。西村賢市長は「『日向』つながりで市の知名度アップに力を頂いている。ファンの方々にはぜひJRで日向市までお越し頂きたい」と話した。(星乃勇介)
特製の記念きっぷも発売
JR九州宮崎支社はフェスに合わせ、日向坂46の写真があしらわれた「ひなたフェスみやざき記念きっぷ」を8月1~20日に発売する。駅では買えず、JR九州お買い物マーケット(https://www.jrk-kyushutabi.shop/)から申し込む。大人3100円、子ども2千円(販売手数料、送料込み)で、1人10枚まで。
宮崎、宮崎空港、青島の3駅間で9月7、8日、普通列車が乗り降り自由になる。会場最寄りの日南線・木花駅は交通系ICカードが使えないため、同社はこのきっぷの利用を呼びかけている。(星乃勇介)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。