REUTERS/Toby Melville TPX IMAGES OF THE DAY
<チャールズ国王にとって頭痛の種となっている、「ハリー問題」とは?>
チャールズ国王は次男ヘンリー王子に対して「門戸を閉ざす」ことはないものの、財政状態が問題になることを懸念していると、今月刊行の『キャサリン、ウェールズ公妃(Catherine, the Princess of Wales)』に記されている。
■【関連写真】「仲良し父子」の想い出──母を亡くしたヘンリー王子と手をつないで歩くチャールズ皇太子(当時) を見る
ヘンリー王子とメーガン妃は2020年に王室を離れ、アメリカに移住。自らの経験を元にしたドキュメンタリー制作やポッドキャスト、自叙伝などで数百万ドルの契約を結んでいる。
2021年、ヘンリー王子はこれらの契約は計画には入っていなかったが、父親に「文字通り、経済的に切られた」ため、家族の経済基盤の確保に必要であったとオプラ・ウィンフリーに語っている。
王室ジャーナリストのロバート・ジョブソンは、新刊『キャサリン、ウェールズ公妃』で、ヘンリー王子とメーガン妃がこれらのプロジェクトで金銭を確保できなくなったときに、イギリス王室の懸念材料になることに言及している。
「サセックス公爵夫妻をイギリス王室が支援することは絶対にありません。ウィリアム皇太子の決意は固い」とジョブソンは英メディアに語っている。
「チャールズ国王は次男に対して『門戸を閉ざすことはない』と明言していますが、現時点では和解の可能性はほとんどありません」
ヘンリー王子が最後に父国王に会ったのは、がんと診断されて公表した2月だった。その面会は短く、ヘンリー王子が5月にイギリスを再訪した際には、国王が多忙のため父子が会うことはないだろうと報道官が述べていた。
ヘンリー王子とメーガン妃にとっての「大きな収入源」は2023年にSpotifyの契約が打ち切られた今、契約が継続中のNetflixだ。
「いまや世間は、夫妻の際限のない不平不満に飽きているため、ゴシップ以外の収入源を夫妻は見つけようとしている」とジョブソンは述べる。
「王室スタッフの間で言われている『ハリー問題』は、チャールズ国王にとって頭痛の種だ。国王と側近が心配しているのは、すべてのお金がなくなったときに何が起こるかということだ」
今回の新刊はキャサリン妃ががんの診断と治療を公表したことで、キャサリン妃の人生を振り返ったものである。その内容は義母ダイアナ妃との比較であり、ダイアナ妃が保持していた「プリンセス・オブ・ウェールズ(ウェールズ公妃)」の称号の固辞も検討していたことにも言及されている。
「彼女[キャサリン妃」は自分がダイアナ妃と比較されることは避けられず、その早すぎる死は怒りと悲しみを人々に呼び起こすことになる。そして、キャサリン妃のその懸念は正しく、2人の女性の類似点と相違点は延々と突っ込まれ、実際に王室内においても議論されていた」
しかし2022年、チャールズ国王が長男ウィリアム王子を新たな「プリンス・オブ・ウェールズ(ウェールズ公)」に任命することを発表したときに、キャサリン妃は「ウェールズ公妃」となったのだ。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。