鳥取市の鳥取砂丘・砂の美術館で19日、恒例の砂像展が開幕しました。今年のテーマは「フランス」、「花の都」ならぬ「砂の都」で旅行気分を味わえます。

世界遺産・ヴェルサイユ宮殿。パリのシンボル・ノートルダム大聖堂。フランス革命の英雄・ナポレオン。
鳥取市の砂の美術館で開幕した「砂で世界旅行フランス編」。2024年夏のパリオリンピックに合わせ企画されました。世界12か国、20人の砂像彫刻家が、それぞれ2週間から1か月かけて仕上げた18の作品が並びます。

フランスを象徴する豪華絢爛な建築物のほかにも、パリコレなどモードの最先端をけん引するフランスのファッションを表した作品も展示。砂に囲まれながら「花の都」を旅行している気分を味わえます。
初日は平日ながらも多くの観光客が訪れ、繊細な作品の数々に驚きの声をあげていました。

観光客
「びっくりしました。フランスは最高!」
「驚きました、余りのすごさに感激しました。フランスに行きたくなりました」

砂の美術館では、2006年の開館以来、世界各国を砂像で表現する「砂で世界旅行」をテーマにした展示を続けてきましたが、コロナ禍では入場制限などを設けていたこともあり、開催期間あたりの入館者数は大きく落ち込みました。
今回のフランス展では、コロナ禍前並みの約50万人を目標にしています。

茶圓勝彦プロデューサー
「繊細なところの表現だったり、逆にスケールの大きい作品が1カ月余りでできるのが砂像の特徴です。そういったところをご家族で砂像を見て、楽しみながらフランスの歴史まで学べるというのが特徴的だと思います」

壮大で繊細な砂像でフランス旅行気分を味わえる今回の展示。2025年1月まで開催されています。

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