(16日、第106回全国高校野球選手権大会3回戦 関東第一3―2明徳義塾)
関東第一のアルプススタンドでは、吹奏楽部とチアリーディング部が今夏初の共演を果たし、5年ぶりの8強進出を後押しした。いずれの部も自分たちの大会があり、次に共演できるのは決勝が予定されている23日。再共演を願って、甲子園を後にした。
吹奏楽部が「大進撃」を奏でると、スタンドはひときわ盛り上がりを見せた。チアリーディング部が昨年の国際大会で優勝した際に使用したテーマ曲。一糸乱れぬダンスを披露した。クラリネットを演奏する池田早希さん(2年)は「自分たちの演奏に、大きな歓声が交わる瞬間が好きなんです」と今春の選抜以来の甲子園での演奏を楽しんだ。
共演は簡単ではない。吹奏楽部は北陸(福井)との2回戦、東京都の大会に参加するため、応援に来られなかった。チアリーディング部は次戦、関東である大会に参加するため、応援に来られない。部長の近藤永麻さん(3年)は、「甲子園は応援したくなる場所。決勝という大きな舞台でまた応援したい」。(中村英一郎)
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