「ようやく金曜日!課長から頼まれた仕事はさくっと片付てけ定時で帰ろう~!」
文化庁の2023年度「国語に関する世論調査」では、以下の7種類の新しい擬態語の定着について調査した。
- さくっと=時間や手間をかけずに終わらせる
- もふもふ=動物などが柔らかそう
- まったり=ゆっくり、のんびりする
- がっつり=しっかり、たくさん
- きゅんきゅん=ときめきを感じる
- ふわっと=曖昧(あいまい)ではっきりしない
- ごりごり=筋金入り
「さくっと」「もふもふ」「まったり」については、過半数が「(自分自身で)使うことがある」と回答。一方、「ごりごり」を使う人は2割にとどまった。
年代別でみると、「使うことがある」割合は、いずれの言葉も20代、30代、40代で高く、60代以上になると低くなる。「さくっと」「もふもふ」「まったり」は60代でも4割以上が「使う」と回答しており、幅広い世代に受け入れられていると言えそうだ。
「ごりごり」は20代でもようやく5割強。30代で4割、40代で3割と低めで、まだ使うのに躊躇(ちゅうちょ)する人が多い。
「さくっと」「もふもふ」「まったり」「がっつり」「きゅんきゅん」については、8割超の人が「(他人が使っていても)気にならない」としており、市民権を得た言葉と言えそうだ。
「国語に関する世論調査」は、国語への意識や理解を把握し国語施策に活用するため、1995年度から毎年実施。23年度調査は、16歳以上の6000人を対象に質問を郵送し、3559人から回答を得た。
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