女優の古村比呂さんが「子宮頸がんワクチンに関するメディアセミナー」に出席しました。
古村さんは2012年、46歳の時に子宮頸がんの告知を受け、2023年に再々再発。現在もがんと闘っています。

この日の古村さんは、淡い若草色のワンピースに茶色いブーツ。イベント終了後に、とても明るい表情で、TBSテレビの単独インタビューに答えてくれました。

古村比呂さん



現在の治療について古村さんは、“6週間に1回、抗がん剤を投与する治療を続けています。効いているんだろうなと思っています。投与した翌日はちょっとダルいかなという症状、かゆみなどの副作用はあるんですけど、うまく付き合いながら日常生活を送れている状況です“と明かしました。
かゆみなどの副作用については“お薬を飲んで、塗り薬とパウダーをいっぱいつけて汗をかかないようにしています“と話し、酷暑が続いた今夏について“動かなかったです。動くと汗をかくので。じっとしている夏でした“と笑いました。

治療方法の選択の仕方について話が及ぶと、古村さんは“私の場合、治療薬が1つしかないので、選択するということはないんですね。なので、その治療薬があること自体がありがたいです“と医学の進歩に感謝しました。

また9月下旬、自身のブログで、自宅で転倒しケガをしたことを報告。
その後の経過について“ちゃんと(ケガの部分を)メイクしてもらいまして、(今は)治っています“と苦笑いしながら、“夜中にのどが渇いて、水を取ろうとした時、明かりをつけずに取ろうとして、サイドテーブルかどこかにぶつけたんです。まったく覚えてない。痛かったです〜“と、その瞬間を振り返りました。

古村比呂さん



最近は体調も比較的安定しているようで“やはり涼しくなると過ごしやすいです。汗もかかず。なので、外に出たいなと思うようになっています。運動したいなと思っています。散歩が好きなので散歩(がしたい)“と意欲的。

そして“多くの人と会う時、翌日はできる限り休むとか、動く、休むというのを繰り返すように気をつけています。無理はしない。睡眠はできるだけ7〜8時間はとるようにしていますね“と、がんとの付き合い方の一端を明かしました。

また家族や周りの方々が、どのようにがん患者と接したらいいか聞くと“思いを引き出してもらえると嬉しいんですよね。例えば「今日、大丈夫?」って聞かれると、「大丈夫」って返さないといけないと感じるんですけど、「今日、どう?どんな感じ?」って聞かれると、本音を言えるような。気持ちを引き出してくれる声かけをしてもらえると嬉しいなというのはありますね“とアドバイス。

古村比呂さん


そして、今後は“芝居をしたい“と話していた古村さん。
古村さんにとって芝居とはどういうものか尋ねると“えー、なんだろうな“と一瞬考えるも、“生きている実感があるんですよね“と噛み締めるようにうなずきました。

そして“それに尽きるかな。自分を客観的に見られるものなので、そういう時間が私には必要なんですよね。(芝居をするには)体力と気力が本当に必要で、「やりたい」と言ってできるものではないですが、やれないこともないと思うので、体力をつけたいと思います“と力強く前を向いていました。


【担当:芸能情報ステーション】

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