低予算作品ながら快進撃を続け、第2の「カメラを止めるな!」との呼び声も高い映画「侍タイムスリッパー」がキャストによる大ヒット御礼舞台挨拶を行いました。
本作は、主演の山口馬木也さん演じる幕末の会津藩士が、現代の時代劇撮影所にタイムスリップすることから巻き起こる騒動を描くコメディです。
8月の公開当初は“インディーズ映画の聖地“池袋シネマ・ロサの単館上映のみでしたが、口コミで人気が広がり、現在172館に上映拡大。動員数22万人、興行収入3億円を突破するなど、今勢いに乗っている話題作です。
劇中のサムライ姿で登場した山口さんが、役柄さながらに会津なまりを交え“会津藩松平家家中、高坂新左衛門と申します“と挨拶すると、隣にいた時代劇スター役の冨家ノリマサさんも、やはり役柄さながらに“そのなまり、どうにかならんのか!“とツッコむなど、和気あいあいのやり取りで会場を盛り上げました。
作品への反響について、山口さんは“Xっていうんですかね、ああいうご意見を見て、毎日寝不足の日々を過ごしています“と嬉しい悲鳴。
実家の米農家を継ぎながら、監督、脚本、照明、編集、タイトルデザインなど1人で裏方11役を務めた安田淳一監督は“このあいだ新幹線で普通車に座っていたら、若い男の人に「おめでとうございます」とか言われて“と喜びを隠せない様子。
出演者たちから“マスコミに一番出てるの監督でしょ!“と、一気に有名人になった安田監督をいじる声が上がると、会場は笑いに包まれました。
そして司会から次の目標を聞かれた安田監督は、斬られ役として名を馳せ、本作の主人公のモデルとなった俳優、福本清三さんの名前を挙げ“やっぱり福本さんあってのこの映画だと思っています。(「ラストサムライ」出演した)福本さんつながりで、トム・クルーズさんにこの映画のリブートを撮って欲しいです!ハリウッドに行きたいと思ってます!“と、まさかの野望を告白。
山口さんは“トム・クルーズ…僕、全然想像外でした…“と唖然としながら“僕は小学生や中学生の映画鑑賞会などで、この映画を見て欲しいなと思っています“と希望を明かしていました。
舞台挨拶には、沙倉ゆうのさん、田村ツトムさん、井上肇さん、高寺裕司さんも登壇。
劇中シーンの一部を全員で再現してみせるなど、ファンも大盛り上がりでした。
【担当:芸能情報ステーション】
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