先愛媛県松山市で9月、大街道のシャッターに突如描かれたストリートアート。今度は北条の海沿いにも10月16日にアートが出現しました。松山でストリートアートが浸透中です。

北条の海沿いにあるスケートボード施設「THE PARK soraumi」。この場所でストリートアートを14日から制作しているのが、広島出身のアーティスト・SUIKOさんです。

SUIKOさんは躍動感や生命感をイメージした独自のアートを得意にしていて、国内だけでなく香港の大学など世界中に大壁画アートを制作。注目のアーティストです。

松山では、県美術館で開催中の「バンクシー&ストリートアーティスト展」にあわせて、ストリートアートが注目されています。

大街道商店街の店舗のシャッターには9月に別のアーティストが作品が出現。よく見ると数えきれないネズミを描いたアートが通る人たちの話題になっています。

そして今回、SUIKOさんが制作しているのは海を臨む北条。この場所はスケートボードとカフェが楽しめる施設として去年12月にオープン。オーナーの希望でストリートアートを描くことになりました。

しかも描くのは壁ではなく床です。どこから見るイメージかというと。

SUIKOさん:
「空から見る景色のことを考えていました」

アート制作の作業は繊細です。SUIKOさんがパソコン画面でデザインを見ながら下絵を描き、円を描く曲線部分にも1ミリ単位でマスキングテープを貼り、色を塗るときにはみ出ないようにします。

この日は絵を描き始めて3日目の仕上げの作業。SUIKOさんが寸分たがわず貼ったマスキングテープに沿って、スタッフが丁寧に色を付けていきました。

SUIKOさん:
「大体乾いたらやっちゃっていいけどね。足跡付いてもどうせ塗るからね」

アートの制作を見に来た女性がいました。

訪れた女性:
「瀬戸内リトリート青凪っていうホテルに勤めていて、そちらにSUIKOさんの作品が飾ってある。その縁から会いたいなと思った。北条に住んでいるのでザ・パークでお茶に来ることも多いのでウワサを聞いてきました」

アートは直線と曲線のデザインで構成され、色は黄色やネイビーブルーが主体。作品名は「WARP」です。SUIKOさんが込めた思いは。

SUIKOさん:
「一人ずつに別の宇宙というか、だけど、あるときにいきなり繋がる瞬間があると思っている。そういうときにWARPが起こると思っていて、そういうときに力が出て違う次元に行ける。そういうことを考えて(作って)います」

完成したアートは人と人がつながりワープするイメージを表現しています。

THE PARK soraumi・織田奈南美さん:
「アートのよさとかストリートのカルチャーを感じてもらえたらと思います。個人的には完璧に作品を作り上げるのがすごいなって思いました」

海を臨む場所に完成した北条のストリートアート。潮風を感じながらその魅力に触れられるスポットの誕生です。

今回アートを手掛けたSUIKOさんは県美術館で開催中の「バンクシー&ストリートアーティスト展」にも作品を出品していて、松山の各地でアートが注目されています。

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