中国・四国地域の伝統芸能を一堂に披露する恒例のフェスティバルが4日、松江市で開かれ、地域色豊かな演目が観客を魅了しました。

「七宝古流本村夫婦獅子舞」
太鼓の音に合わせて激しく舞う2匹の獅子舞。香川県三豊市の本村夫婦獅子舞保存会による演目です。

この伝統芸能フェスティバルは、地域で育まれた伝統文化に触れる機会を作ろうと、中国・四国9県が共同で毎年開いていて、2024年で32回を数えます。今回は9県から10団体が集まり、伝統の神楽や獅子舞などをおよそ1000人の観客に披露しました。

地元・島根からは、隠岐の島町の隠岐国分寺・蓮華会舞保存会が、国の重要無形民俗文化財にも指定されている舞を披露しました。

会場にはこのほか、神楽衣装を着ることができる体験やオリジナルの神楽のお面を制作できるブースも設けられ、子どもたちが伝統文化に触れて楽しんでいました。

島根県文化国際課・木地山亮主任:
若い世代の方をはじめ、多くの方に文化を見るだけではなく、一緒になって活動してもらえるような機会になればいいと思います。

島根県など各県では、引き続きこうしたイベントなどを通じて伝統文化に触れる機会を作っていきたいとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。