50年分の汚れを利用したということです。ダムの壁面の汚れを高圧洗浄機で落とし、佐賀県とコラボをしているゴジラを描くダムアートの披露が15日、嬉野市でおこなわれました。

【リポート・野口貴史】
「岩屋川内ダムのおよそ50年分の汚れを利用して、壁面には今、ゴジラの絵が描かれています」

この取り組みは佐賀県を横にたおすと日本を代表する怪獣ゴジラのかたちに見えるというコラボ企画に合わせ、普段はあまり親しみがないダムの役割を知ってもらおうと行われました。
今年で完成から50周年を迎える嬉野市の岩屋川内ダムの壁面についたコケなどの汚れを高圧洗浄機で落とし、街にあらわれたゴジラの迫力のある姿を描いたということです。

15日行われた披露会では制作に使ったドイツの高圧洗浄機の会社から来たチームや、ダムが大好きだというフリーアナウンサー宇垣美里さんの洗浄パフォーマンスも。
また、1500枚限定でゴジラをあしらったダムカードも16日から、佐賀ダム管理事務所などで配布されるということです。

【佐賀県県土企画課 田中俊匡主査】
「まずここに来ていただいてダイナミックなゴジラの写真を撮っていただいてかつケルヒャーさんのダイナミックなパフォーマンスを見ていただいた上で、ダムの本来の役割というところも一緒に理解していただければと思っております」

ダムの壁面に現れたゴジラ。
現在の完成度は約6割程度で、完成は22日の予定。
このあと2、3カ月間、見ることができるということです。

16日は、普段入ることができないダムの内側の見学などもできる50周年記念イベントが予定されていてうれしの茶交流館チャオシルから約10分おきにシャトルバスが運行されるということです。

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