<俳句>井上康明選
穂芒に埋れし妻を見失ふ
(奈良市 上田秋霜)
<短歌>水原紫苑選
重力に負けるものみな美しく 葡萄 光のほうへと朽ちて
(東京 碓井やすこ)
上田さんの句の穂芒(ほすすき)は穂の出ているススキで秋の季語。人が隠れてしまうほど高く伸びたススキの野原が目に浮かびます。碓井さんはたわわに実ったブドウのイメージをふくらませました。
そのほかの特選6点と入選作はこちらから
今週の選歌 今週の選句
選者の先生は次の方々です(敬称略、順不同)
<毎日歌壇> 加藤治郎▽米川千嘉子▽伊藤一彦▽水原紫苑
<毎日俳壇> 西村和子▽小川軽舟▽片山由美子▽井上康明
ウェブでの投稿はこちらから
歌壇 俳壇
そのほかの俳句コンテンツ
季節折々の句を紹介「季語刻々」
英語で楽しもう「Haiku in English」
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。