カニエ・ウェスト(2022年10月、パリ) Jana Call me J/ABACA via Reuters Connect

<騒動後もホットパンツに白いタンクトップ姿の妻ビアンカとデートする姿が撮影されている>

お騒がせラッパーのカニエ・ウェストが、自身のポルノ映画スタジオ「Yeezy Porn(イージー・ポルノ)」の立ち上げを発表し、ファンから総攻撃され大炎上。「非常に残念」「カニエを愛しているが、これは擁護できない」「悪魔に魂を売った」など批判が殺到してネットが大荒れとなり、X(旧ツイッター)とインスタグラムのアカウントを削除する騒動に発展している。

【写真】白いタンクトップにホットパンツ姿の妻ビアンカと出かけるカニエ・ウェスト...発表直後に撮影

事の発端は、4月23日に米ニューヨーク・ポスト紙が「今夏にもポルノ映画スタジオ立ち上げか」と報じたことだった。米ニュースサイトTMZがその後、ドナルド・トランプ前米大統領の愛人だった元ポルノ女優ストーミー・ダニエルズの元夫でポルノ映画プロデューサーのマイク・モズと面会していたと伝え、カニエの代理人も「やる気満々」とコメント。

翌24日にはカニエ自身がSNSに「Yeezy Porn is Cumming("絶頂"を意味するスラング)」と投稿し、立ち上げを認めてネットを騒然とさせた。

Kanye West has just announced on Instagram that he is releasing his own Yeezy porn site.

What has happened to him? pic.twitter.com/LOqJ5K8TfK

— JACK (@jackunheard) April 25, 2024

"ほぼ裸"の過激な衣装で外出して度々物議を醸す妻ビアンカ・センソリが、イージー・ポルノの広告塔に利用されるのではないかと心配する声もあり、カニエの「ボイコット」を示唆するユーザーも出ている。

Kanye West is set to add porn to his rabid roster and many people are thinking Bianca Censori the wife, will be used to promote it. What do you think @lily650nj @ChinaemeremMbah @SanniRahma61573 #KanyeWest pic.twitter.com/9FsfsQNuNH

— Entertainment Hub (@Entertain85512) April 26, 2024

「ポルノが人生のほぼすべての選択に影響」

カニエと言えば、5歳の時に父親が持っていたプレイボーイ誌を発見し、そこからポルノに目覚めたことで知られる。「ポルノが人生のほぼすべての選択に影響を与えた」と話すカニエは、ポルノ依存症であることを認めており、それが元妻キム・カーダシアンとの離婚原因になったと明かしている。

また、自身のファッションブランド「イージー」を展開しているカニエは、契約を結んでいたアディダスの重役らとのミーティング中にポルノ映画を無理やり見せる動画をYouTubeに投稿して物議を醸したこともある。

一方で、「ハリウッドは巨大な売春宿。ポルノが私の家族を破壊した。インスタグラムはそれを助長している」とSNSに投稿し、宗教団体を設立して「サンデー・サービス(日曜礼拝)」と題した神を讃えるゴスペルコンサートの集会を主催していた時期もあり、ファンはカニエの迷走に「あの頃のカニエはどこ?」と困惑している。

「実際にポルノ映画を作るのではなく、新しいアパレルラインのモデルにポルノ女優を起用するだけだと思う」「一人じゃないと気づいて欲しい」「神の助けが必要」と擁護や心配の声も寄せられ、昔のカニエに戻るよう「祈って」と呼びかけるファンもいる。

2022年に離婚したキムとの間に歌手デビューも噂される10歳の長女ノースを筆頭に、セイント(8)、シカゴ (6)、サーム(4)の4人の子どもがいるカニエ。一体どこに向かおうとしているのかは本人にしか分からないが、騒動後もホットパンツに白いタンクトップ姿のビアンカと仲良くデートを楽しむ姿がキャッチされており、今後の動向に注目が集まっている。

[筆者]
千歳香奈子
北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。