高梁市出身で明治時代の思想家、綱島梁川に関する資料を展示する企画展が高梁市で開かれています。
綱島梁川は、現在の高梁市有漢町の出身で、東京専門学校、現在の早稲田大学で文学者、坪内逍遥らに学んだ明治時代の思想家です。2023年、梁川の生誕150年を迎えたことを記念し、梁川をテーマにした初の展覧会が企画されました。
会場には梁川の写真をはじめ自筆の日記や手紙など50点が展示されています。キリスト教徒だった梁川は、日露戦争での勝利など時代の変化の中で人生について思い悩む青年を励まし影響を与えたとされ、書状などから34歳の若さでこの世を去った梁川の人となりを知ることができます。
(高梁市教育委員会 上村和史主事)
「(綱島梁川は)当時の若者の心をつかんで若者の代弁者といえるような存在だった。地元出身の綱島という人物がどういう人物だったのかということを知ってもらう機会になれば」
綱島梁川の生涯を紹介する企画展は、5月13日まで高梁市歴史美術館で開かれています。
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