大分県別府市で18、19日に第82期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第4局が開かれることを記念し、同市長杯小中学生将棋大会が12日、トキハ別府店であった。約130人が実力別など計6クラスに分かれて熱戦を展開=写真。優勝者が名人戦の対局者に花束を渡すことができる2クラスでは、大分市の小学6年、前島舜佑さん(12)と国東市の小学5年、池田紺さん(10)がそれぞれ優勝した。
大会はA~E級の実力別の他、女子単独のクラスも設けた。うちA級と女子の優勝者に、17日の名人戦前夜祭で藤井聡太名人と豊島将之九段に花束を渡すことができるようにした。
藤井名人に花束を渡すことが決まった前島さんは、その印象について「指し手がきれいで、礼儀正しい」と発言。前夜祭に向けては「大勢の人がいると思う。悔いのないようにしっかり役目を果たしたい」と話した。
一方、豊島九段に花束を贈る池田さんは「2年くらい前から将棋をやるようになった。終盤の読み合いが楽しい」と将棋の魅力を語り、花束贈呈について「緊張すると思う。『頑張ってください』と声を掛けてみたい」と話した。
その他のクラスの優勝者には、前夜祭のペアチケットが贈られた。【石井尚】
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