「短編小説の巨匠」として知られ、2013年にノーベル文学賞を受賞したカナダの作家、アリス・マンローさんが13日、オンタリオ州ポートホープで亡くなった。92歳だった。AP通信が、出版社の担当者の話として伝えた。
1931年、同州生まれ。30代から作家として本格的に活動し、カナダの小さな町を舞台とした短編を多く執筆した。スウェーデン・アカデミーは2013年、「現代短編小説の巨匠」として文学賞の授賞を決定。「繊細な手法で、一見ささいな出来事がいかに人生に影響を与えるのかを描く」と評価した。
邦訳に「木星の月」「イラクサ」などがある。(ニューヨーク=中井大助)
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