おととしから調査が始まった吉野ヶ里遺跡の北側にある“謎のエリア”。発掘調査は現在も続いていて5月末まで一般公開されています。
【リポート・堀竜泰】
「去年、石棺墓や土器など多くの出土品が見つかった吉野ヶ里遺跡謎のエリア。今月から発掘調査の一般公開が行われています」
おととしから発掘調査が始まった吉野ヶ里遺跡“謎のエリア”。
これまでの調査で、邪馬台国時代の有力者の墓と裏付けられた弥生時代後期の石棺墓や国内で最古級とみられる銅剣や銅矛を作る鋳型などが発見されました。
県は「より詳細な調査が必要」と今年度も発掘調査を継続し、平日の作業日限定で、一般公開しています。
【堀】
Q「実際に見ていかがですか?」
【栃木県から】
「よかったです古代大好きなので」
「スケールの大きさに感銘しました」
【福岡県から】
「こういう風に発掘作業をやっているんだなと現場にきて実感がありました。邪馬台国がどこにあったかというテーマに関連して非常に興味があります。何か出てこないかなと期待しています」
発掘調査は終盤に差しかかり、現在は図面や写真などの記録を残す作業をしています。
その後調査は一旦終了し、9月からはまだ手をつけていないエリアの北側を掘る計画です。
【県文化財保護・活用室 渕ノ上隆介係長】
「まずはこの遺跡がどういったものかを明らかにすることが目的なので、大きな発見がない場合でも、ないということが遺跡の価値を考える上で重要なポイントになりますのでないことも含めて調査したいと思います」
発掘調査の一般公開は作業日に合わせて5月末まで行われ、1日に約100人の来場を見込んでいるということです。
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