宮城県石巻市の公共工事をめぐる官製談合事件で、警察は市職員と業者との間で、情報漏えいが常態化していた可能性を視野に入れて、調べを進めています。
この事件は去年2月、石巻市発注の下水道工事で、最低制限価格を算定する情報が書かれた設計書を入札前に「遠藤興業」に渡し工事を不正に落札させたとして、石巻市下水道建設課の星洋一容疑者と、寺内友和容疑者が逮捕されたものです。
「遠藤興業」の遠藤光弥容疑者も公契約関係競売等妨害容疑で逮捕されました。
星容疑者と遠藤容疑者は、復興事業を通じて2013年に知り合ったということです。
事前に会社側の意向を確認するなどのやり取りがあったとみられ、警察は、情報漏えいが常態化していた可能性を視野に入れ、事件のいきさつを調べています。
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