現職の高松市議会議員だった男が、4月、土地改良法違反の収賄容疑で逮捕されたことを受け、高松市議会は5月28日、全議員を対象にしたコンプライアンス研修を行いました。
研修会は4月、現職の高松市議だった男が水路工事などの入札を巡り、土地改良法違反の収賄容疑で逮捕・起訴されたことを受けて開かれたもので、全議員39人のうち36人が参加しました。
研修では、講師を務めた弁護士が法令順守は当然のことだが、職業倫理が問題になるケースが多いと指摘したうえで、選挙で選ばれた議員は、住民の模範として高い倫理意識をもって行動することが求められると話しました。
そして、兼業や寄付、市職員との関係について実例を挙げながら問題になるケースとそうならないケースについて説明しました。
(高松市議会 大見昌弘議長)
「高い倫理観をもって議員活動をしていかなくてはならないと議員全員が改めて思ったと思う」
今回の事件を巡っては、香川県が5月、県内102の土地改良区と土地改良連合を対象に研修を行ったほか、県内全ての土地改良区を対象に特別検査を行い、2024年8月末までに再発防止策を徹底する方針を示しています。
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