兵庫県尼崎市の市議が政務活動費を着服したなどの問題で、市の特別委員会が検証結果を公表しました。
■政務活動費約210万円を着服した業務上横領の罪
尼崎市の光本圭佑市議(44)は、2019年から2021年にかけて、所属していた会派「日本維新の会」の市議団に支給された政務活動費およそ210万円を着服した業務上横領の罪などで起訴されています。
■会派内でのチェック機能が不十分
28日、市の特別委員会は検証結果を公表し、不正が起きた背景として、会派内でのチェック機能が不十分だったなどと指摘しました。
【特別委員会委員長 前迫直美議員】「(今後は)チェック機能をしっかりと果たしていく。(不正が)二度と起こらないような制度の仕組みにしていきたい」
市は今後の対策として、会派で月1回以上、支出や通帳をチェックするほか、金額や使い道についても毎月の報告を義務づけるなど政務活動費の運用マニュアルの改定案を示しました。
改定案は8月から運用される方針です。
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