2回目の当選を確実にし、支援者らと万歳して喜ぶ遠藤彰良氏(中央)=徳島市内のホテルで2024年4月7日午後8時16分、植松晃一撮影

 任期満了に伴う徳島市長選は7日投開票され、元四国放送アナウンサーの前職、遠藤彰良氏(68)=無所属=が、元自民党衆院議員の新人、福山守氏(71)=同=を破り、当選を確実にした。投票率は41・37%。

 2020年の前回選で遠藤氏を破り、全国史上最年少の女性市長(当時)として注目された内藤佐和子氏(40)は、前市政からの急な方針転換で反発を受け、市長解職請求(リコール)運動に発展した。「阿波踊り」の運営を巡っても混乱を招き、告示直前の3月に立候補断念を表明した。

 遠藤氏と福山氏は共に自民党籍を持ち、保守分裂の選挙となった。遠藤氏は中心市街地の活性化や、市事業の情報公開の徹底を訴えた。リコール運動に携わったグループなどの支援も受け、幅広い層に浸透した。【植松晃一】

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